HSPは音に過敏に反応する!でも同時に鈍感な一面も持っている!?
こんにちは!ゆうみんです。
自分がHSPだとわかってから、ちょっと気になっていた事がありました。
かなりの過敏体質なのにぼんやりしていたり、意外と周囲の様子に気が付かなかったりするんです。
でもある本を読み、HSPには鈍感な一面もあると知りました。
今日は過敏と鈍感について書いていこうと思います。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
<目次>
1、何に対して過敏なのか?
比較的、すべてにおいて過敏に反応しますが、やっぱり一番わかりやすいのは「音に対する敏感さ」でしょうね。
私がツラいのは以下の通りです。
- 時計の秒針の音。
- 蚊や虫の羽音。
- 外で騒ぐ子どもの声。
- ボールのドリブル音。
- 車のエンジン音や走行音。
- いびきの音。
- 映画館やライブ会場の大音量。
読んでいただくとわかる通り、音が小さくても大きくても、もはや関係ないのです。
一旦気になるとわざわざ自分から音を探す、注意を向けてしまうんです。
静寂が守られないことが大問題。
「過敏で傷つきやすい人たち(HSPの真実と克服への道)」の中で岡田先生が、
”過敏な人とって音は凶器のようなもの”
と記していますが、まさにその通りです。
隣人の騒音トラブルが殺人事件にまで発展…なんていうニュースもありますよね。
気にならない人には不思議かもしれませんが、音が凶器に感じる人にとっては生き殺しのような感覚なのです。
しかも誰かに相談しても、音ぐらい…と理解されない事も多い。(だからと言って殺人は許されませんけどね)
自分が生きるか死ぬか、それほど過敏体質にはツラいものなのです。
だから、あらゆる場面で神経がすり減ります。
何をやっても疲れてしまうんですよね。
2、HSPなのに鈍感?
鈍感だったり、目の前のものに気づかない一面も
物音にすごく敏感で、触られることも嫌がる一方で、顔に何かがついていても気が付かなかったり、服に値札がついたままになっていたりするのです。敏感な一方で気が利かず、目の前のことに気が付かないという一見矛盾した状況が、誤解を生みやすいと言えます。周囲からはぼんやりした人と思われていることも多く、それなのに些細なことを気にしたり、そのことで大騒ぎしたりするので、単なるわがままではないかと思われてしまうこともあるのです。
(中略)
スイッチの切り替わりが悪く、なかなかやり始めないのに、やり出すとやめられなかったりします。
「過敏で傷つきやすい人たち(HSPの真実と克服への道)」 著者 岡田尊司
実は、こういう一面もHSPだったんですね。
鈍感と言うか、鈍いと言うか、気付けないというか…
私は気づくと思考スイッチをオフにしてぼーっとしているし、色々妄想して自分の世界に入っているし、絶対気が利かない人間だな、とだいぶ前から悩んでいました。
で、そのくせやっぱり細かい事を気にして騒ぎまくる。
大騒ぎは他人には見せないので、やっぱり被害者は家族ですね。(いつもごめんね)
でもどうせ過敏なら、そういうとこ最後まで過敏でありたかった。
気が利かない自分に悩んだりしなくて済んだのにな。
3、過敏性を克服しよう
できることなら過敏体質を克服したい。
完璧に克服できなくても、少しだけマシになるだけでも良い。
私のような重症HSPでしょっちゅう体調が悪くなる方がいたとしたら、きっとそう思いますよね。
「過敏で傷つきやすい人たち(HSPの真実と克服への道)」の中では自分の過敏性の傾向を把握した後に、克服するためにできることを紹介しています。
- 肯定的な感情や認知をもち、バランスのよいものに変えること
- 物事を自分の視点から離れて見えるように訓練すること
- 「安全基地」の機能を高め利用し、自分の中に「安全基地」を確保する方法を身につけること
自分の行動を肯定できるようになると、周囲の人との関係も安定してくるようですね。
具体的な事例が多数解説されているので、過敏体質の方にはぜひ読んで欲しい1冊です。
過敏で傷つきやすい人たち HSPの真実と克服への道 (幻冬舎新書) [ 岡田尊司 ] 価格:902円 |
4、さいごに
繊細、過敏、神経質、傷つきやすい、落ち込みやすい、と敏感な人はマイナス面ばかり目立ちますが、優れた表現力や創造性があるのも事実です。
文豪、夏目漱石も感覚過敏で近所の子供をどなり散らしていたとか。
ツラいことも多いのですが、プラス面もあるんだと前向きに考えながら生きていけると幸せですね。
今日はこの辺で失礼いたします。