HSP 元司書がオススメ『迷路の外には何がある?』『チーズはどこへ消えた?』の気になる続編
こんにちは!ゆうみんです。
今日は『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン著の続編、2019年発売の『迷路の外には何がある?』をご紹介します。
迷路に残ったヘムはその後どうなったのでしょうか。
チーズ(幸福)を手に入れるためにどうすべきだったのか?
どう考えを改めるべきなのか?
<目次>
1、登場人物
自分を変えて行動することができなかった小人『ヘム』が主人公です。
そして新しい仲間、小人の『ホープ』も登場します。
2、あらすじ
『チーズはどこへ消えた?』は、人生と仕事における変化に適応する道を示しました。本書『迷路の外には何がある?』は、あなたがその道に踏み出し、変化に適応し、かつあなたの運命をも変えるためのツールをあたえてくれるものです。
『迷路の外には何がある?』
迷路に残ったヘムが、変化を受け入れられなかった自分を分析し反省するところから始まります。
ヘムは動かないでいれば事態が好転すると思い、自分の考えにとらわれそこから抜け出せなくなっていました。
- 今までのやり方を変えるよりは、成功してきたやり方の方がうまくいく
- せっかく頑張ってきたのに、今生き方を変えたらそれはこれまでの自分を否定するようなもの
- うまくいかない理由は自分の頑張りが足りないから
でももうこのままいくら待ってもチーズ(幸福)は戻ってこない…
自分は正しい!と思い込んでいた事こそが、変化を受け入れられなかった理由でした。
足を引っぱる信念があると同時に向上させる信念もある事にヘムは気づくのです。
・新しいチーズを見つけなければ死んでしまう
・すべては自分次第で、自分でなんとかしなければならない
そしてヘムは、ついに新しい仲間ホープと共に迷路の外の新しい世界に飛び出し、ホーとの再会を果たします。
3、「6つの絶対法則」とは
ヘムが発見した変化に対応するための「6つの絶対法則」です。
〈迷路から抜け出す方法〉
①あなたの信念にきづく
信念とは、あなたが真実だと信じる考えのことである
②あなたが考えたこと全てを信じてはいけない
実はあなたのものの見方に過ぎない時もある
③役に立たないことは捨て去ろう
古い荷物を持って新しい探索に乗り出すことはできない
④迷路の外に目を向けよう
ありそうにないことも考慮してみよう。不可能なことも検討してみよう
⑤新しい信念を得よう
あなたが考えを変えても、あなたはあなたである
⑥あなたが信じることに限界はない
あなたは今自分が考えるよりずっと多くのことを行い経験し、楽しむことができる
迷路から出ることは自分の古い信念の檻から出るのと同じだ、たぶんそれが迷路の本質ではないかとヘムは気づくのです。
4、さいごに
コロナ禍のこんな時代、本書は今をどう生き抜くかのヒントでもあるような気がします。
現在は誰も経験したことのない有事。
去年の今頃、誰がこんな事態を想像したでしょうか。
ヘムはホープに出会い、自分の考えを分析、反省しそして信念を変えました。
変化を受け入れる事はとても勇気がいることです。
もし今までのやり方がある日突然ダメになった時、私達はどんな行動をとるでしょうか。
ヘムのように変化を受け入れられるでしょうか。
言うのは簡単です。
でも一歩を踏み出すのはとても大変なこと。
私もそしてあなたもまた、日々変化する状況の中で新しい世界に飛び出す勇気が必要なのかもしれませんね。
待っていても「幸せ」はやってこない
2017年、78歳で逝去したスペンサー・ジョンソンが、この遺作で私たちに大切な事を教えてくれました。
今日はこの辺で失礼いたします。