HSP 元司書がオススメする1冊『チーズはどこへ消えた?』著者スペンサー・ジョンソン
こんにちは!ゆうみんです。
みなさんはスペンサー・ジョンソンが書いた「チーズはどこへ消えた?」という本をご存じですか?
全世界で累計2800万部を超える大ベストセラー、国内でも相当売れています。
本書が出版されたのは2000年11月、今から約20年前も前ですが現在も売れ続けているんです。
IBMやアップルなどの世界のトップ企業が、社員教育に採用したことでも有名になりましたね。
当時も読みましたが、今又読みたくなりこの本を手に取りました。
進む方向に迷ったときの助けになるかと思いますので、コロナ禍のこんな時だからこそぜひオススメします。
<目次>
1、登場人物
2人の小人と2匹のネズミ
この物語の登場人物は小人の『ヘム』『ホー』とネズミの『スニック』『スカリー』です。
異なる性格を持つ2つのチームが、それぞれ分かれて行動します。
- 小人チーム=頭脳がありいつも物事を複雑により良い方法を考える
- ネズミチーム=本能で行動し判断はいつも単純
2、あらすじ
この2人と2匹は、私たちの中にある複雑さと単純さを象徴しており、自分を変えるにはどうしたらいいのか?をテーマにしている本です。
2つのチームが迷路の中にあるチーズを探すお話です。
「人生」を迷路 に「幸福」をチーズ に例えています。
ある日、両チームはチーズステーションCというところで大量のチーズを見つけます。
毎日大量のチーズを食べて過ごしていました。
しかし、毎日チーズを食べていたので、チーズは無くなってしまったのです。
そこで、ネズミのスニッフとスカリーはすぐに違うチーズを求め迷路に行きました。
二匹は毎日チーズの状態を観察していたので、いつかは無くなることを予想していました。
一方小人のヘムとホーは「チーズは戻ってくるはずだ」!!と考え、いつまでもチーズステーションCから離れることができません。
2人は対立します。
ヘム「いつかはチーズは戻ってくるはずだ!このまま何もせず慣れた環境であるチーズステーションCにいた方がいい。」
ホー「チーズは待っても戻ってこない。怖いけど、また迷路の中にチーズを探しに行くべきだ。」
ついにホーは1人で迷路の中にチーズを探しに行くのですが、その事により大事ないくつかの事を学びました。
- 目の前のチーズが無くなったように、変化は常に起きる。
- 変化を予期し、いち早く探知することが重要。
- 目の前の変化に適応するには、行動することが必要。
- 素早く行動すれば、より幸せを楽しむことができる。
- 行動できないのは、恐怖があるから。恐怖に打ち勝つことで人生におけるチーズ(幸福)を手に入れることができる。
結果ホーは、新しくチーズステーションNにたどり着きます。
そこにはネズミのスニッフとスカリーがすでにチーズを食べて満腹の状態でした。
ホーはお腹が出ている二匹をみて、ここに来て長い時間が経過している事に気づきます。
始めは怖さのあまり一歩が踏み出せなくても、「変化」を受け入れ先に進むことで良い結果が待っていたのです。
3、あらゆる変化に対応する勇気を
この本が発売当時、大学生だった私(当時はHSPの事は知る由もなし)は怖がりな自分、勇気が出せない自分を変えていこうと思ったのを覚えています。
あれから20年が経ち、今の私はどうかなと見つめ直してみると、相変わらず臆病で一歩を踏み出せないでいる事が多いです。
ちゃんと頭ではわかっているんです。
でも怖い、不安、行動に移せない。
きっと、HSPでなくても誰でも経験があるかもしれませんね。
人間は元々そんなに強くない。
でも、迷ったり、不安になったら本書を思い出して、ほんのちょっと勇気を出してみる。
ビジネスに限らず、人間関係、恋愛、友人、家族といったあらゆる変化へ対応する勇気を常に忘れず持っていたいですね。
4、さいごに
本書に登場するこの2人と2匹。
皆さんはどのタイプだったでしょうか?
スニッフのように、いち早く変化をかぎつけることもあるし、
スカリーのように、すぐさま行動を起こすこともあるし、
ヘムのように、いっそうまずいことになりやしないかと怯えて、変化を認めず、変化に逆らうこともあるし、
ホーのように、もっといいことがあるに違いないと、うまく変化の波に乗ろうとすることもある。
『チーズはどこへ消えた?』
これまでの常識が常識でなくなったとき、あなたならどうしますか?
恐怖や不安はあると思いますが、前へ進まないと何も変わらないですよね。
迷った時間が好転を遅らせます。
でも一歩を踏み出す事が出来たら、そこにはきっとチーズ(幸福)があるはずです。
皆さんもチーズを求めて勇気を持って。
私も頑張ります。
今日はこの辺で失礼いたします。