HSPの私がペーパードライバーを卒業した話
こんにちは!ゆうみんです。
HSPはよく車の運転が苦手と言われますね。
確かに、確かに!
私の身近にいるHSPの人は、ペーパーになっている人、運転が苦手な人、運転が嫌いと言っている人たくさんいます。
何を隠そう私も免許をとってから9年間、ペーパードライバーでした。
怖い、不安、一度にやることが多い、疲れる、刺激が強い、一人で運転中何かあったらどうしよう…
心情を挙げればキリがありません。
そんな私が重い腰を上げたのは、いくつかのきっかけがありました。
<目次>
1、HSPと車の相性は良いのか?
HSPと車との相性は、良いか悪いかで言えばあまり良くないでしょうね。
でも時と場所、交通事情さらに天候の条件付きであれば、人によっては相性が良い場合もあると思いますよ。
1-1 相性が悪い点
- 他の車の動きが怖い、場合によってはストレス
- クラクションに敏感
- 車線変更が苦手
- 車、歩行者、自転車の動きに気配りし疲れてしまう
- 譲り合いが必要なほど細い道はドキドキして通れない
- 初めての場所は下準備を完璧にしないと行かれない
- 交通量の多い道路は苦手
- 夜の運転は車のライトがまぶしい
1-2 相性が良い点
- 危機管理能力が優れているため自然と安全運転
- 一人の空間を楽しめる
2、運転しようと思った3つの理由
上記の相性が良い点と悪い点を見ると、どう見ても相性が悪い方が多いのですが、私がペーパードライバーを卒業した理由が3つあります。
1つ目は息子が生まれたのをきっかけに一軒家に引っ越したことです。
それまでは、わりと駅近のマンションに住んでいましたので、
車がなくても買い物や病院も困らず、遠出の際は電車移動をしたり、
レジャーの時には夫の運転でレンタカーを利用していました。
この時は私が運転することは一切ありませんでした。
しかし息子を出産後に少し郊外の一軒家に引っ越したことで、車がないと不便という状況におかれたのです。
買い物も病院も子連れで車なしだとキツい。
2つ目は息子の幼稚園入園がきっかけです。
普段はバス登園ですが、息子が体調不良になったり行事の時は幼稚園に直接行くことになります。
自転車でも行かれる距離なのですが、悪天候の時や息子に熱がある時に自転車で迎えに行くのか、と考えそれは大変だと感じました。
3つ目は私の体調が悪くなったこと。
引っ越しして少し経った頃から、色々なストレスが重なり私は自律神経の乱れから体調を崩しました。
原因がわからず不安のあまり病院を転々とする日々でしたが、夫のいない平日の日中にも何かあったら一人で病院に行きたいと思ったことがきっかけです。
皮肉にもこの私の病院通いが、車の運転がうまくなった一番のきっかけでした。
3、教習所のペーパー講習に行ってみた
最初は夫に隣に乗ってもらって練習しようかとも思ったのですが、
エンジンのかけ方も怪しい私が、路上なんて怖くてとても運転できない。
それで自宅近くの教習所に2回講習に行きました。
一つ一つやっていかないと不安でたまらないので、
講習に行って校内教習を受けられたことがとても良かったです。
S字・クランクや駐車など他人に迷惑をかけることなく落ち着いて練習出来たことが
自信につながりました。
その後は、週末夫がいる時に隣に乗ってもらい練習の日々。
一人で運転出来るようになるまでしばらく時間がかかりましたが、
一年位経ってようやくでした。
そのきっかけが私の体調不良だったというわけです。
電車にもバスにも乗りたくない、というより乗れない。
実家も遠くて頼れない。
行きたい病院に行くには車しか選択肢がなかったんです。
きっかけはあまり喜ばしいことではありませんでしたが、
ペーパー講習に頑張って行っておいて良かったなと思います。
4、私が運転する条件
今は運転にもすっかり慣れ、車は私にとって必要不可欠なものとなりました。
ただ、私がハンドルを握る時には条件があります。
条件が整っていない時は不安なので運転しないようにしています。
- 一人で運転するのは片道30分以内の場所まで
- 初めて行く場所は道路状況や目的地の駐車場の状況を把握する(グーグルストリートビューが大活躍)
- 交通量の多い道路は運転しない
- 高速道路は運転しない
- 悪天候の日は運転しない(特に雪)
こんな感じです。
ですから家族旅行に行くとき、高速を何時間も運転するのは夫。
旅行中の街中を運転するのも夫。
私は1分だって交代しません(笑)
だって怖いんです。恐怖です。
知らない街、知らない場所、どうなっているかわからない駐車場。
楽しいはずの旅行が考えただけで苦痛になってしまうから。
昔は夫も「運転しないの~?」「運転代わってよ」とか言ってきましたが、
私が絶対運転しないの知っているから、今は何にも言いません(笑)
知らない土地は神経すり減るし、刺激が多いし、心臓バクバクしちゃうから無理なんです。
まぁでも、旅行の荷物準備、計画立て、帰ってからの荷ほどき、大量の洗濯物の片付けなど、夫は一切やりませんからね、お互い様ですよね(^^♪
適材適所ってことで(笑)
今は近所のスーパーや病院、幼稚園、子どもの習い事など、近場の慣れたところばかりですが、ほとんど毎日運転しています。
好きな音楽を聴きながら、一人の空間を楽しんでいますよ。
5、さいごに
車の運転はどんなに自分が気をつけていても、相手次第のところもあります。
後ろの車に異様に接近されて平常心でいられなくなったり、
強引な運転をされてイライラしたり、またそれで頭を切り替えられず自分がヒヤっとする運転をしてしまったり。
急に歩行者や自転車が飛び出してきたり、高齢者の運転する車とぶつかりそうになったこともあります。
幸い今まで大きな事故がないため運転が嫌になったことはありませんが、
きっと何か起きてしまったら、私は運転が怖くなってしまうかもしれないです。
そういう意味ではHSPにとって車の運転は諸刃の剣かもしれませんね。
だから、もし運転が嫌なら無理することはないと思います。
一方で私みたいに自分でルールを決めて「これだったら大丈夫」と安心させてからでも良いと思います。
最近、世間では煽り運転や悪質ドライバーの嫌なニュースがよく取り上げられていますが、
あの方達はHSPが最も苦手な人種ですよね。
平和主義なHSPには理解できないことだらけ。
怖いと思ったらなるべく早く譲ってその場を離れましょう。
私も「煽られてるのか…?」と思ったら、コンビニなどに逃げてやり過ごしています。
争いのない平和な世の中になればいいですね。
今日はこの辺で失礼いたします。