HSP 自律神経失調症を少しでも楽にする方法
こんにちは!ゆうみんです。
私は仕事で体を壊し「自律神経失調症」(これは、公式な病名ではなく自律神経のバランスが崩れている「状態」のことを言う)と診断されました。
HSPにとってはおなじみの病名かもしれませんね。
具体的に当時出ていた症状は、過呼吸やパニック発作です。
このパニック発作ですが「交感神経の爆発」といわれています。
血液が大量に流れ込み脳が正常に機能しなくなります。そうなると自律神経はもはや制御不能。
激しい動悸に襲われ、尋常ではない苦しさを味わいます。
経験した者にしかわからない恐怖ですね。
あんな思い、もう二度としたくないです。
<目次>
1、自律神経失調症とは
会社や家庭のストレス、環境の変化などで自律神経のバランスが崩れてしまい、身体面にも精神面にも影響を及ぼす症状です。
HSPはストレス耐性が弱いですし、常に神経が高ぶっています。
長期間過度のストレスにさらされているため、どうしても自律神経のバランスが乱れやすいのです。
■全身に現れる症状
・だるい、疲労感
・多汗あるいは汗が出ない
・食欲増加もしくは低下
・睡眠障害
・立ちくらみ
・めまい
・微熱・発熱
・血圧の異常(低血圧・高血圧) など
■特定の箇所に現れる症状
・頭痛
・動悸
・耳鳴り
・咳
・肩こり
・手足のしびれ
・息苦しさ など
■精神面
・情緒不安定
・不安
・パニック症状
・集中力の低下
・イライラ など
当時の私は上記の症状ほとんど全部出ていましたね。体調不良のオンパレードで思い出すと悲しくなります。
下記のチェックシート、ぜひやってみてください。みなさんはいくつ当てはまりますか?
- めまいや耳鳴りのするときが多い。
- または立ちくらみをよく起こす。
- 胸が締め付けられる感じがする。
- または胸がザワザワする感じが時々ある。
- 心臓がいきなり早くなったり、脈拍が飛ぶようなことがある。
- 息苦しくなるときがある。
- 夏でも手足か冷えるときがある。
- 胃の調子が悪いときが多い。(お腹がすかない・胸やけなど)
- よく下痢や便秘をする。または便秘と下痢を繰り返す。
- 肩こりや腰痛がなかなか治らない。
- 手足がダルイ時が多い。
- 顔だけ汗をかく。または手足だけ汗をかく。
- 朝、起きる時に疲労を感じる。
- 気候の変化に弱い。
- やけにまぶしく感じる時がある。
- 寝ても寝ても寝たりない。
- 怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
- 風邪でもないのに咳がよく出る。
- 食べ物を飲み込みつらい時かある、喉に違和感がある。呂律が回らない時がある。
0-1個 自律神経に狂いはなさそうです。
2-3個 自律神経に負担が掛かっているかもしれません。
4-6個 自律神経失調症になりかけているかもしれません。
7個以上 すぐに休養を取り、できるだけ早く専門家に相談しましょう。
私はここ最近1か月の症状でチェックしてみました。
4個でした!昔の私を考えるとかなり優秀です(笑)
恐らく子ども達が夏休みに入ったことで、普段の刺激が少し減ったことが良かったかもしれませんね。
子ども達が家にいるイライラは多少ありますが、夏休みは学校や幼稚園の行事もありませんし習い事もお休みだったりとするので、ゆったり過ごせる日が多かった気がします。
しかも、例年に比べ今年の夏休みはいろいろ楽しかった!です。
楽しい!!と感じること。体とココロにはすごく大事ですね。
原因は一人一人違うと思います。 いろいろな原因が複雑にからみあっていると言われています。
(1)生活のリズムの乱れ
夜更かし、夜間の勤務や不規則な生活習慣などが自律神経失調症を引き起こします。
(2)過度なストレス
仕事などの社会的ストレス、人間関係、精神的ストレス、環境の変化など、過剰なストレスが蓄積すると自律神経失調症になりやすいです。
(3)ストレス耐性が低い
子供の頃から下痢しやすい、環境がかわると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいます。またノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレス耐性が低い人も自律神経失調症に陥りやすいタイプです。
(4)環境の変化
人間関係や仕事など環境の変化に適応出来ず、過剰に反応してしまい自律神経失調症になる場合もあります。
(5)女性ホルモンの影響
女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化し続けます。この変化が自律神経の働きに影響を与えます。
原因は本当に様々ですね。
HSPの自律神経失調症は「完治」というより、「少しでも症状を減らす」ことが目標という方が適当かなと思っています。
そのために私が意識して摂取している「自律神経に良い食べ物」をご紹介します。
2、自律神経失調症を整えてくれるおすすめ食べ物
- バナナ(トリプトファン・ビタミンB6・炭水化物)
- 牛乳・ヨーグルト・チーズ(トリプトファン)
- 大豆製品(トリプトファン)
- さつまいも(ビタミンB6)
- いわし(トリプトファン・ビタミンB6)
- えごま油・アマニ油(オメガ3脂肪酸)
トリプトファンは、幸せホルモン「セロトニン」を増やすといわれています。
セロトニンはイライラを抑えてくれたり、リラックスを感じる心の安定に欠かせない脳内物質です。我が家では、毎日必ず摂っています。
ビタミンB6は、アミノ酸の代謝や心を落ち着かせる働きのある神経伝達物質の生成に関わっています。皮膚や粘膜の健康維持にも役立っています。
炭水化物は脳や中枢神経系の唯一のエネルギー源です。
ダイエットで糖質制限している方も多いかもしれませんが、炭水化物を全く摂らないのは危険ですね。
オメガ3脂肪酸は不整脈の発生を予防、不安を抑制、脳や神経の機能を正常化してくれるなど、最近大注目の体に良い油ですね。
他にも生活習慣病や動脈硬化を予防したりと嬉しい働きがいっぱいです。様々な病気を予防するのでぜひぜひ取り入れたい栄養素です。
3、まとめ
HSPは自律神経失調症になりやすいといわれていますが、自分を守るためにはやはり無理をしないことですね。間違っても「根性で乗り切ってやる!」とか思わないでください。
自律神経が乱れている時は、あれもこれも全部調子が悪くて、ひどい時には真剣に「消えていなくなりたい」と思ってしまうのです。
身近にいる頼れる人には頼る、つらい時には「助けて」と声に出してくださいね。
肩の力を抜いていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。今日はこの辺で失礼します。