HSP 私の職歴からHSPの適職を考えてみました

こんにちは!HSPゆうみんです。

私が体調を崩したのは仕事がきっかけでした。

学生時代は「勉強」が本分でしたので、繊細な私も自分のペースで過ごすことができました。ただ仕事となると途端に話は変わります。今日は「仕事」に焦点を当ててみたいと思います。

HSPは仕事が続かない、と悩んでる方多いですよね。でも決して怠けているわけでもやる気がないわけでもないです。むしろ逆です。やる気に満ち溢れ、誰よりも一生懸命働きます。

ただ、「自分に合っている仕事なのか」ここがHSPにはかなり重要だと思います。

私も学生時代のアルバイト、新卒で入社した会社、転職して契約社員になったりと色々経験していますが重症HSPの私に合っていた仕事、合わなかった仕事があります。

高校時代のアルバイト

高校時代は、長期休み中に以下のアルバイトをしていました。

下記3つは初心者でもすぐに慣れることができる単純作業です。黙々と作業を続けられます。

  • 郵便局で年賀状仕分け(短期)
  • ヨーグルト工場(短期)
  • 某ファミリーレストランの工場(短期)

立ち仕事なので体力面の疲労はありますが、精神面では問題なし。

慣れれば慣れるほど楽しくなり、達成感もありました。バイトデビューは問題ありませんでした。

大学時代のアルバイト

  • ファストフード店
  • 有名レストランのホール
  • 店頭での試食販売スタッフ

大学時代は飲食店のバイトをやりました。ただ、

ファストフード店やレストランのホールなど、スピードが求められ、同時に複数のことをしなければならない状況はツラいのです。

特に混雑時は休む間もなく、そして面倒な客にあたった時はものすごくメンタルをえぐられます。

それでも当時は、負けず嫌いなこともあり「出来ない」と思われたくないため、自分なりに努力はしていました。

でも、その日その日で状況が変わる飲食店は、刺激がいっぱいで私にはどうしても対応しきれませんでした。

飲食店は、HSPには最もキツく最も避けるべき業種かと思います。

長く続いたのは試食販売スタッフのみでした。

比較的単純作業でマルチタスクを要求されません。

試食販売はその日によって働く店舗が違い気楽ですし、試食の内容も変わります。

試食していただき気に入ってもらえれば購入をお勧めするという流れです。

販売数の目安はありましたがノルマはなし。

景品つきの試食などは、お客さんを呼び込みやすかったり、接客は楽しかったです。

大きな声を出すことも商品の説明をすることも苦にはなりませんでした。大学卒業まで続けることができました。

同じ接客業でも飲食店で働くのと、こんなにも違ってくるのです。

大手進学塾に就職(正社員)

大学卒業後に入社した大手進学塾。緊張と不安はありながらも張り切っていました。

ただ、私の体は早々に悲鳴をあげることになります。

学習塾は、夜が遅い、土日出勤がありながら平日は休めない、サービス残業も多い業界。

しかも正社員という立場上、無理をしなければならないこともたくさんありました。

ろくに食べず夜は寝られなくなり、気が休まる時間がありませんでした。

私の体は限界だったのかもしれません。

ある日、仕事の悩みで頭の中が大混乱している時に、ついに過呼吸で倒れました。

その頃からもうすでに胃腸にも異変が出ていたり。

大学時代の飲食店のアルバイトからもわかるのですが、

  • 効率やスピードを求められると苦しい
  • 一つ一つをじっくり考えてしまう
  • マルチタスクが苦手
  • 機嫌が悪い人がいると気が滅入る
  • プレッシャーを感じやすい
  • 作業を見られていると緊張する
  • 責任が重いと押しつぶされそうになる

上記のような状況に陥る仕事は「合わない」のだと思います。身をもって実感しています。

当時、自分がHSPだとわかっていたら、恐らく就職先をもう少し考えたことでしょう。

若かりし頃の私は、就職活動を誰よりも張り切っていましたし、夢と希望に満ち溢れていました。

もちろん自分が繊細で弱い事は分かっていましたが、訓練でどうにかなるものだ、と思っていたのです。下記のように自分に暗示をかけて仕事をしていましたね。

  • どんな仕事も全力・一生懸命
  • 頑張れば弱い私も強くなれる
  • 慣れれば大丈夫
  • どんな環境だってやっていかれる
  • 職場には素晴らしい上司や先輩や同僚がいる

私は、職場の環境がツラいなら無理して働く必要はないと思っています。HSPの人特有の能力が発揮できる仕事や場所、それを求めている人が必ずいます。

病院内の図書館司書として働く(非常勤職員)

進学塾を1年半で退職した私は、半年ほど休養した後、自分に合った職を探し始めました。

自分の体が第一、正社員にこだわらず、無理をしないことを心に決めて。

そして大学で司書の資格を取っていましたので、それにチャレンジしようと決めたのです。

司書はもともと正社員の求人はほとんどなく、派遣や契約社員の雇用が大多数です。でも私にはそれがちょうど良いと感じました。

司書としての仕事をスタート!職場環境は

それはもう、私にぴったりだったと思います。静かな環境で慌ただしくなることもなし。仕事も楽しく充実しており人間関係も概ね良好でした。

最初は派遣社員として勤務していたのですが、仕事ぶりを評価していただき、非常勤職員として直接雇用したい、と有難いお話もいただきました。あの時は嬉しくて嬉しくて仕方なかったですね。

どうせ何をやっても体調が悪くなるだろうと、仕事に関しては完全に自信喪失していましたが、自分に合った仕事なら大丈夫!!と、今なら自信を持って言えます。

自信をなくしてしまうことも多いHSPですが、HSPには根性論は無理と割り切って、自分にあった場所で自分にあった仕事を続けていく、これが大事ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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