HSPの子育て ADHD(注意欠陥・多動性障害)っぽい息子との関わり方
こんにちは!ゆうみんです。
小学校の長い長い夏休み、ついに終わりましたね。
娘は私立幼稚園なので、8月下旬から夏季保育が一足先にスタートしていたんですけどね。
やっと終わったー!!!!(心の叫び)
世のお父さま、お母さま、本当にお疲れ様でした。
読書感想文や自由研究(ある意味では親の宿題)が無事に終わって一安心です。
さて今日は、HSPの私がADHDっぽい息子をどう育てたのか、話をしようと思います。
<目次>
1、ADHDって何?
ADHDは、注意欠陥・多動性障害といわれています。
昨今、耳にすることの多い「発達障害」の中の一つのタイプです。
(発達障害は他に、ASD(自閉症スペクトラム障害)とLD(学習障害)の2つがあります)
ADHDの特徴として、注意力散漫、細かいところに気がつかない、切り替えができない、気が散りやすい、そわそわして常に体を動かしているなどがあります。
- 表情が豊かでよく笑う子
- 黄昏泣き&夜泣きが激しい
- 食が細い(ミルク・母乳・離乳食・食事すべて)
- 身体的成長はとても速い(歩き始め0歳9か月半)
- 外に行くと勝手にどこにでも行ってしまう
何をやっても泣き止まない黄昏泣きと、 寝かしつけの時の縦抱きスクワット (なぜか縦揺れじゃないと寝ないんです)は相当疲れました~
そしてすぐ勝手にどこかへ行ってしまうので、常に気を張っていましたね。一日終わるとぐったりでしたよ。
そして悩み1つ目が離乳食を食べないことですね。
元々食が細い子で母乳やミルクを飲む量も少なかったのですが、離乳食が始まると味や舌ざわりを敏感に察知、口に入れても吐き出す始末。
「え??何で食べないの?せっかく作ったんだから食べてよ!!」
焦りなのか怒りなのか、よくわからない感情が沸いてくるのです。
食べなかったらこの子栄養はどうするの?大きくなるの?と焦ってばかり。
でもそういう私のイライラが伝わっていたのかもしれませんね。反省です。
ただ、息子は食事をしていてもかなり気が散りやすかったですし、口の中が敏感なのは間違いないだろうと思っていました。
2つ目の悩みは、まともに手をつないで一緒に歩けないことでした。
危ないから私は手をつなぎたいのですが、1歳の息子に手を振り払われるという…
そして3歳頃になると好き勝手にどこかへ行ってしまうし、目が離せなかったです。
みんな当たり前なのかと思ったら、3歳でも落ち着いている子は落ち着いているし、親の指示も通るし、言うことをきちんと聞いている子もいるし、うちの子はなんでこんなに大変なの、と途方にくれていました。
でも私が神経質なくらいに息子から目を離さなかったので、迷子になった事も大怪我をしたこともありません。
その点はHSPで良かったと思っていますよ(笑)自慢じゃないですが、私の危険察知アンテナは何本も何本も立ってますからね。
さてさて、ここからですね。
幼稚園に入園、つまり集団行動が始まるわけですが…
どうだったかと言いますと、ずばり「3年間ずっと大変だった!」といえます。
- 気付くとボーっとしている
- かなりのマイペース
- 人の話を聞くのが苦手
- 気が散りやすい
- 先生の説明を聞かずに一人だけ制作物の手順を間違える
- 給食を食べるのが遅いうえにポロポロこぼす
- 片付けができない
- 休み時間が終わっても1人で園庭で遊び続ける
- 長時間じっとしていられない(頭が動く、手が動くなど)
こんな感じです
幼稚園の個人面談は地獄でしたね。
HSPの私が人生で一度も言われたことがない内容を聞かされるわけです。
謝るしかない状況が苦痛でした。
HSPは怒られるのが大嫌いですからね。これが親になるということなのかと思いましたね。
そして年長の時にこの子普通じゃないのかな、と考え始めます。
担任に相談したところ、
男の子は落ち着きがなかったりそういう傾向があるので、なんとも言えない。ただ小学校入学前に一度自治体の発達相談窓口に足を運ぶことを考えても良いかもしれないと言われました。
電話で予約をしたのち相談に行ってきました。
発達相談に行く前に息子に、今からどこへ行くのか、どうして行くのか理由を説明しました。
息子はちゃんと理解しているようでした。
発達相談は親の面談と息子の面談。
息子は別室で支援員とゲームをしたりテストを実施します。
コミュニケーション能力や発達の度合いを見るものだそうです。
たった数時間でしたが息子とかかわった支援員の方にはっきり言われたことは、
- ズル賢い(ゲームのルールを無視してでも勝とうとする)
- 話しかけ問いかけに黙ってしまうことがあった
というようなことでした。
特別、発達の遅れを指摘されたりはありませんでしたが、
最終診断を下すのは医師であること。
そのためにはここに何回か通っていただいて、書類を作成しそれをもって病院へ行くという流れのようでした。
私たちは、今後発達支援に通うか否か保留にして帰宅しました。
というのも、もしかしたらこれをきっかけに息子の意識が変わることもあるのではないかと思ったからです。
次の日、息子の様子を幼稚園に問い合わせると、担任の興奮した声が。
「○○君、どうしたんですか?」
「すごいですよ‼今日は背筋ピンとして私の話をしっかり聞いてくれました」
「多少、気が散っている場面もありましたが、ほとんどはしっかり落ち着いて出来ていましたよ」
息子よ、やればできるじゃないか!!!
息子は自分の置かれている立場を理解し、しっかりやらなきゃいけないと思ったようです。
この先まだ不安はありますが、ひとまずお調子者の息子の様子を見守ることにしました。
- 45分間しっかり座って授業を受けられる
- 勉強は得意ですべての教科のテストでほぼ満点
- 給食を残すことはない。むしろおかわりをする
- 話を聞かずに担任に怒られる(2年まで)
- 忘れ物が多い(現在も時々)
- 勉強している時、消しゴムを触ったり常に左手が動いている(現在も)
- 何かに夢中になっていると話しかけてもまるで聞こえない(現在も)
- 夢中になりすぎて時間を忘れてしまうことが時々ある(現在も)
学校で発達について指摘を受けたことはありません。
1、2年の時は少し不安がありましたが、担任から
「2年生までは大目に見てあげてください。大丈夫です」
というお言葉をいただきました。
そして今の息子の課題は、すこし注意力散漫なところと時間管理が苦手なところですね。
この点は、学校ではどうやらしっかり女子に助けられているようです(笑)
ほんとに女子の皆様、いつもありがとうございます。
感謝でいっぱいです。
4年生になって益々息子が落ち着いてきたこと、成長していることは目に見えてよくわかります。
2、ADHDって治療すれば治るの?
ADHDと診断された場合は心療内科などに定期的に通院しカウンセリングを受けたり、規則正しい生活リズムになるよう見直すことが大事で、さらに内服薬が一般的なようです。
「根本的に完治」という障害ではないようですが、症状を目立たなくしたり、一般の人と同じような日常生活が送れるようになると言われていますね。
3、HSPの母親が息子とどう関わり、どう育ててきたのか
ここまでの子育てを振り返ってみると、息子はやはり「育てづらい」方かもしれないですね。本当に根気がいるんです。私と性格が真逆なこともあるかもしれませんけどね。
さて、私が子育てするうえで常に気をつけていることは、
- 規則正しい生活(我が家の子ども達は夜8時就寝)をする
- 挨拶をしっかりする
- とにかくひたすら子どもを抱きしめる
- 人に迷惑をかけることをしない
この4つ、意識して子育てしています。
言うことを聞かない、うまくいかずにイライラしてしまうこともありますが、
声を荒げても全く効果がないどころか逆効果だなと感じています。
穏やかに、静かな声で、子どもの顔を見ながら
これが大事なんですね。
意識していても難しいですけどね。
そして指示をする時は具体的に1つずつ、忘れそうな時はメモを渡すなど工夫しています。
(それでも先日、息子は大事な用事をすっぽかしましたけどね(笑)
同じことをやらかす度に、正直がっかりすることもあります。
でもここまで少しずつでも確実に成長していることが私の励みです。
そして明るく優しくいつも元気。人懐っこく誰とでもすぐ友達になれる。嫌なことがあっても次の日に引きずらないという長所が息子にはあります。
まだまだ大変な子育ては続きますが、息子が一人前になるまで付き合っていこうと思います。
4、まとめ
診断されているわけではないので、正直息子がADHDなのかそうでないのかはわかりません。
素人判断で勝手に決めつけることも危険ですし、やってはいけないことですしね。
ADHDの特徴を見ると、男の子ならあるあるじゃないの?と思うこともありますから、息子の個性と見ても良いのかな。
しかも人と比べて少し劣っていることが障害なら、みんな何かしらの病気持ちになっちゃいますよね。
焦らずに症状の深刻度を見極めていく、って大事だと思います。
息子のためにも、どんと構えて冷静に、肝っ玉母ちゃんのような子育てが出来ると良いんですけど、母として未熟な私にはまだハードルが高いです。 ダメですね。
外ではちょっとカッコつける息子も家ではベタベタしてきますし、「お母さんのこと好きだよ」って言ってくれます。
ちゃんとまっすぐ育ってくれています。
私も「お母さん」として10年少しずつ成長してきましたから、これから先も息子に負けずに成長していかなければいけませんね。
子育ての悩みは色々あります。当事者にしかわからない苦悩もあると思います。
でも子どもの力を信じ、親として出来ることは手を差し伸べながら成長を見守っていきたいですね。
お互い肩の力を抜いて、頑張っていきましょうね。
今日はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。